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03月13日
1年後の3月11日。

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3月11日、東日本大震災から1年。
私は、災害ボランティアで行っていた宮城県亘理町の合同追悼式に向かいました。
会場となった亘理中学校体育館も避難所として使われていた場所。
天井が高く、暖房を付けていてもあまりあたたまらないような場所で、
当時は暖をとるようなものも少なく、たくさんの方々が恐怖と不安と共に、
身を寄せ合っていたと想像すると、どんなにつらかっただろうと感じました。
体育館を埋め尽くす多くの参列者の方々の中には、
亘理町で知り合った方々や一緒に活動したボランティアさんたちの姿もありました。
亘理町のみなさんと、祭壇に献花をし、共に亡くなられた方のご冥福を祈りました。
亘理町で亡くなられた方は、2月21日の時点で、町外で亡くなられた方も含め、303人。
未だ、2人の方が行方不明のままです。
亡くなった方一人一人に家族があり、友人があり、恋人や親しい人があります。
出会い、関わった人の数だけ、相手をを想う人の姿がありました。
参列している方の後ろ姿を見て、
改めてたくさんの大切な命が奪われたことの大きさを感じました。
まだ消えない、消えることのない悲しみ。
大切な人をなくした人、家をなくした人、いつも通りの生活を奪われた人、
傷ついた人を支えたいと願う人。
いろいろな人の祈りと、復興への願いが一つになっているのを感じた追悼式でした。
献花用のこの白菊も、亘理町で栽培された花。
きっとたくさんの人を想いながら、育てられたんだと思います。
私も、被災された方を想い、大好きな亘理の人たちを想い、
これからも自分にできることを続けながら、つながっていけたらと思っています。


もうひとつの大役を果たすため、未だプレハブのままの、
亘理町役場へ向かいました。
昨年、文科省の歌作りのワークショップで、
震災について考え、自分たちにできることをテーマに歌作りをした、
香川県・綾川町立陶小学校の5年生2クラスの生徒たち。
昨年12月に、生徒が作ってくれたお守りと、
みんなで作り歌った歌を亘理町の方々に届けに行きました。
とても喜んでいただいて、その後も、亘理町のおじいちゃん、おばあちゃんたちと、
手紙のやりとりが続いているそうで、
なんと、亘理町名産のいちごまで、届いたんだそうです。
生徒達は自分たちの行動が誰かに喜んでもらえるという喜びを知り、
きっと、おばあちゃんたちも、自分たちを想ってくれる生徒達がいることを、
とてもうれしく思っているんだと思います。
そんな素敵な絆が生まれたことが、とってもうれしい。
そんな風につながり続ける亘理の人たちに役立ててほしいと、
学校で募金活動を行って集めてくれた募金。
私に、現地に持っていってほしいと、託してくれました。

使い道によって、義援金・寄付金を受け付ける部署や機関も違うため、
どこに募金するのがいいのか、どんな風に使われるのが一番、
生徒達が望んでいるのかを考え、現地の方ともいろいろ話しを聞いて、
被災された方々や、仮設住宅で暮らす方々、復興に直接役立てられるということで、
役場に義援金として持って行くことにしました。
みんなが交流を続けているおばあちゃんたちにも使われると思います。

陶小学校の先生に聞いたところ、
私のブログを見て、亘理町でライブをすることを知り、
今も亘理町と繋がり続ける私の活動を見て、
自分たちもつながれることをと、みんなで募金活動をすることを決めたんだそうです。
自分たちでポスターや募金箱を作ったりして、
毎朝、学校の玄関や下駄箱に5年生が交代で立ち、
登校してくる生徒たちに呼びかけていただんそうです。
自分たちのお小遣いからはもちろん、そのことをご両親に手紙を書いたりして、
協力してもらったんだそうです。
期間は一週間くらいだったそうですが、
一週間の間、まだまだ寒い玄関に立ち、みんな必死に活動してくれていた、
100円だって、ものすごく大金なのに、がんばってくれてたんだ。
想像するだけで、本当に思いやりのあるすごい子たちだなって、
誇らしい気持ちになりました。

役場の方にも、陶小学校の生徒達が集めてくれたとお話すると、
それはすごい、ありがたいですと、とても喜んでくれました。
集めてくれた募金、小学生には大金すぎる、49431円全額を納めてきました。
みんなと一緒に作った歌のCDも渡して来たよ!

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お城に見える建物、ここは、亘理町の駅。
その中に、「亘理町災害FMあおぞら」があります。
ずっとプレハブの役場の中にあったんですが、2月からここに移転したんだそうです。
スタジオにブースができたりして、立派になってる!
避難所で目隠しとして使われていたものを組み立てて再利用したんだそうです。
いろんなものが、のちのちにも役立てられるっていいな。
FMあおぞらのみなさんに会いに行ったんですが、小学生が募金してくれていた話しをしたら、
「ぜひ!亘理町の人たちにその話しを!」と、急遽、生放送に出演させていただけることに。
生徒達の想いを亘理町の方々に伝える機会をいただけてうれしかった。
そんな風に、遠く離れた香川の小学生が募金してくれていたことを、
何度も、すごい、すごいと言って、涙ぐみながら喜んでくれました。
みんなの代わりに、亘理町の人に伝えてきたよ!
毎月11日の日には、震災で亡くなられた方のお名前を放送しているそうなんですが、
その後に、元気が出る歌として、みんなと一緒に作った歌も流してくれているそうです。
「子供達の歌声は、元気が出るからはずせない!」と言っていました。
みんなの想いは、ちゃんと届いてるよ!

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私がみなさんからお預かりしている、被災地復興応援募金を使って、
先日送らせてもらった空気清浄機も、ちゃんと仮設住宅の集会所で活躍していました。
役場の方のお気遣いで「石野田奈津代とあったかい仲間達」と書かれたシールが、
空気清浄機の正面に、でかでかと貼られていたんですが、
なんだか、ものすごく恩着せがましいと感じたし、
その物が誰かの役に立っているということが重要だと思うので、
はがしてもらったんですが、いいですよね?

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他にも、復興応援募金から、昨年7月に送ったプロジェクター。
津波で流されてしまったプロジェクターがほしいという要望があり、
私が歌を届けに行っていた亘理町中央児童センターに送りました。
あの時は、生活に必ず必要な物じゃないし・・・、
でも少しでも震災のことを忘れて楽しめる時間があった方がいいんじゃないか・・・と、
すごく悩み、考えたけど、
今やあのプロジェクターも、いろんなところから声がかかり、
毎月貸し出されていて、子供から大人、お年寄りの方まで楽しんでもらっているそうです。
亘理町のみなさんに楽しんでもらっているってことは、
やっぱり、間違った使い方じゃなかったなって、思いました。

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来週、3月20日(火・祝)に開催される、亘理町のお祭り
「伊達なわたり まるごとフェア」
亘理町のボランティアセンター「ほっと」にもお邪魔して、
打ち合わせをしてきました。
ここに来ると、笑いが絶えない!ってくらい楽しい人たちがいる場所。
私が災害ボランティアで行っていた4月、5月は、
とにかく目の前の物を片付けたり、津波で壊された家の床下に潜って泥かきをして、
その家に帰れるように、きれいにする、
どちらかというと、肉体労働の作業が多かったですが、
今は、仮設住宅で暮らす方たちなど、体や心のケアをする活動がメインになっています。
そんな中、先日、被災地復興応援募金から送った、
カラオケセットも、もうすぐ活躍するそうです!
集会所でのイベントなどは、女性が多い中、
カラオケとなると、普段は顔を出さない男性もたくさん参加されるそうです。
部屋に閉じこって、一人になっている人と関わっていくことは、
とても大切なことだと思うので、そういう機会に役立ててもらえたらうれしいですね。

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「伊達なわたり まるごとフェア」
私も、午前と午後、歌います☆
亘理町のみなさんとお会いできたらいいな!
当日は、亘理町特産のいちごとか、海鮮物などの試食コーナーが盛り沢山!
魚介類や野菜・農産加工品・特産品などの即売やお楽しみ抽選会などもあるそうです。
なんと!入場・参加料すべて無料!
県外のみなさんもぜひ、遊びに来ませんか!?
亘理町を一緒に盛り上げましょう!

3月20日(火・祝)9:30〜14:30
【会場】
宮城県亘理町・佐藤記念体育館、中央公民館前駐車場ほか
(宮城県亘理郡亘理町旧舘62-1周辺)
*JR常磐線「亘理駅」から徒歩10分
*仙台東部道路「亘理IC」から車約10分

亘理町、まだまだ寒かったです!
お越しの際は、防寒と笑顔を忘れずに!


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