寄り道、青森、亘理町♪
さかもっちゃんこと、坂本サトル氏の実家は、代々続くりんご農家さん。
まだ色づいていない、青いりんごたちが、たくさん実を付けていました。
りんごの木の寿命は長くて100年くらいだそう。
写真のりんごは、大体30年くらいっていうから、私と同い年くらいだ。
人間と同じくらいの寿命なんだね。
収穫するまでには、枝を上手に剪定したり、おいしくなりそうな実を間引いたり、
密が入るタイミングを選んで収穫したりと、いくつもの行程を経て、
気が遠くなる程たくさんの手間をかけて、育てるそう。
ほっとけば勝手においしくなってくれるってわけじゃなく、
ちゃんと手間も愛情もかけられて、熟していくんだね、すごい!
ライブの翌日、さかもっちゃんが青森を案内してくれて、
有名だという、奥入瀬渓谷に連れて行ってもらいました。
なぜかもう紅葉している葉っぱも!
青森というだけあって、本当に青い森がずっと続いていて、
清らかな川が流れている。
ゆっくりやさしい流れの場所もあれば、岩をも砕く勢いの激流ポイントもあり、
よそ見してたら見落としてしまいそうなくらい、いくつもの滝を発見!
銚子大滝のマイナスイオン、すごい感じた〜!
その上流にある、
噴火してできた十和田湖にも行ってみたけど、
なぜか荒れ狂うお天気で、飛ばされそうな強風。
湖とはとうてい思えない程、波が打ち寄せててびっくり!
有名だという乙女の像の前で記念撮影して、
そそくさと帰ってきました。
今度は、穏やかな十和田湖に会いたいな♪
帰り道、七戸十和田駅周辺で食べた、バラ焼き♪
B-1グランプリを目指す、ご当地グルメ♪
牛肉と玉葱がたっぷり!甘辛いタレがからまって、うまい!
青森を満喫!!!
青森の帰り道、みんなは元気かな?って立ち寄った、宮城県亘理町。
東日本大震災で大きな被害を受けた町のひとつで、
私が災害ボランティアとして活動していた場所。
私は、観光親善大使にも任命していただいています。
誰にも何も言わずに突然会いに行くと、みんな驚いてました。
亘理町の社会福祉協議会で働く皆さん。
相変わらず、仮設住宅での生活は暑さとの戦いだったり、
先が見えない毎日をどう支えていけばいいのか、
一生懸命手を尽くしているんだなって、感じました。
当たり前のことが、まだ当たり前じゃない。
当たり前だったことが、また当たり前になるように、
早くしてあげたい。そうお話していました。
目に見えない心のケアをしていくのは、とても大変だと思うけど、
すごく大切なことだし、それを毎日、目の当たりにして、
支え続けるお仕事、本当に頭が下がります。
災害FMとして立ち上がり、私もこの春まで約1年間番組を持っていた、
FMあおぞらにも、飛び入り参加!
「おかえりなさい!」と言ってもらえることがすっごくうれしかった!
お世話になった児童センターや保育所の先生方にもお会いして、
わいわい話したり、
亘理のお父さん、お母さん的存在の馬場さんのお宅にも顔だして、
短い時間だったけど、夜ご飯をごちそうしてもらったり。
「突然でもいいの、会えてよかったっちゃ」
そう言って、おもてなししてくれたお母さんの笑顔は太陽みたいだった。
会いたい人に会いに行ける喜び、いっぱいかみしめました。
津波の被害によって、亘理駅までしか運行できなくなっていた常磐線も、
この春、一駅先の「浜吉田駅」まで進むことができて、現在運行しています。
帰りは、浜吉田駅から、仙台へ。
明かりがともった駅の看板は、とても誇らしげで、
私の心にも明るい光りがともったみたいだった。
新しく敷かれた線路の上を私を乗せ、するすると走る電車は、
とっても感動的でした。
災害ボランティアで活動していた2011年5月。
海のそばから流れ着いた松の大木や、
生活のいろいろなものが線路をふさぎ、
無残な姿になっていたのを、見てきたから。
たった一駅でも、すごく助かると、住民の方が言っていました。
一駅前進。新しい一歩。
少しずつ、少しずつだけど、亘理町は前進しています。
今は見届けることしかできてないけど、
亘理町をずっと応援し続けたい。