11月10日から、約1ヶ月間の岡山・奥津ホームステイを終えて、
東京に戻ってきました。
奥津はすっかり冬で、もみじも散り、雪景色だったのに、
東京はまだまだ、色づいています。
家の近所にあった倉庫が、きれいに取り壊され、
広大な地面が広がっていました。
私がいない間に、何があった！？
なんだか、時差ぼけのような、
竜宮城から帰ってきた浦島太郎のような気分です。
私が東京へ戻る日は、美しい曲線の虹が出て、
天にも見送られている気分でした。
奥津は天気が不安定で、よく虹を見ました。
手でつかめそうなくらい、はっきりと発色のいい、おっきな虹。

FM香川で応援してくれている、DJのつばさっち（藤沢翼さん）も、
四つ葉のクローバーを見たい！と、遊びに来てくれました。

ハウスに暖房を入れるための燃料の重油を運んだり、

手動で重油を送り込んだり・・・

そんな生活がすごく楽しかった。
普段の私の生活では、体験できないことばかり。
新しい世界を知れただけでもハッピーだったけど、
そこにいるあたたかい人々に包まれて、癒されて、
ものすごいエネルギーをもらって、帰ってきました。
ホームステイをする前は、ホームステイして私自身が何をしたいのか、
どう感じるのかなんて、わからなかったけど、
試さないより、試した方が絶対よかった。
農業の世界も、音楽の世界も、楽しいことばかりじゃないけど、
愛情を持って、接して、いいものを届けたいっていう気持ちは一緒だって、思った。
毎日、こつこつやっていくのが大事だって、改めて実感しました。
今は、前よりも少しだけ、胸を張れる感じ。

今日は、北区つかこうへい劇団の「往きて還らず」という、
団鬼六さん著の舞台を見に行ってきました。
お友達の女優さん、木下智恵さんが主人公の八重子を演じています。
（あ、洋服の色がおそろい♪）
智恵ちゃんとは、鶴瓶さんと共演したライブで知り合って以来のお付き合い。
私の歌をよく聴いてくれています。
お話は、第二次世界大戦で、特攻隊の恋人が旅立っていくという、
重く切ないもの。
智恵ちゃんの指の先まで張りつめたお芝居に息のをのみ、
しなやかで美しい姿に感動しました。
女優さんて不思議な力を持っていると思う。
智恵ちゃんは私が知っている智恵ちゃんじゃなく、舞台の中の八重子になっている。
八重子が全てを包み込む聖母マリアのように見えた。
短く儚くも、精一杯生きた人達の感情。
たくさんの人に見てほしい。
明日が千秋楽。公演は2回あります。
「往きて還らず」
会場の滝野川会館のすぐそばに、「旧古河庭園」があったので、寄り道。
実は高校時代からずっと知っていて、ずっと行ってみたいと思っていた場所。
15年も経ってしまった。
思い立ったが吉日。
なんだか外国に来たみたい。
クラシカルなたたずまいに見とれながら、
またバラが咲く季節に来ようと思いました。

さて！いよいよ来週クリスマス・イブイブは、フリーライブ！
東京、今年最後のライブです！
街はすっかりクリスマスムード。
会場にはクリスマスツリーもあるので、楽しみです！