石野田、空を飛ぶ
小さい頃からの私の夢は、自力で空を飛ぶこと。
坂道の上から両手を広げて走ってジャンプしたり、
台風の日に傘を広げてジャンプしたり、
岩の上から海にダイブしたり・・・
だけど、一度も成功したことはなかった。
空中を平泳ぎして進んだり、
両手を広げ空を飛び、地上を眺めたり・・・
そんな夢を見るたび、興奮していた。
そんな私のあこがれの空へ。
長野県佐久市で開催された
『佐久バルーンフェスティバル2011』
「春空-ハルソラ-」を聴いて、今回の復興イベントの大会テーマソングにしたいと、
声をかけてくれた佐久市長の柳田清二さん。
柳田さんの粋なはからいで、
最終日、熱気球の競技の合間に、私も乗せてもらいました!
柳田さんの頭の上のに乗ったよ♪
熱気球の競技は、いろんなルールがあるんですが、
風を読み、どれだけ正確に目的地に近づけるかを競うんだそうです。
一見簡単そうな競技に見えるけど、
エンジンなどが付いていないため、風任せで飛ぶんです。
その日の風のデータを元に、
高度や地形によって変わる、風の強さや、風の向きを探して、
熱を調節し、高度を下げたり上げたり。
パイロットの技術も必要なんですが、風を読むなんてかっこいい!
では、一緒に空の旅へ!
浮くっていうより、気づいたら地面と離れていた!
熱を送り込んで、高く高く!
みなさん〜!行ってきます〜!
上の写真、左下に見えているのが、
昨日の日記にも書いた、私のファンだと言って、
ピンバッチをくれたパイロットさんの『ブラックモンブラン』号。
なんと、この大会初出場で、30機中5位に入賞されたそうです!
すごい〜!やった〜!
人も車も家も川も、どんどん小さくなっていく。
大きなかごの中、シートベルトもなければ、安全ロープもない。
隣で高所恐怖症のスタッフが青ざめていく。
東京タワーよりも高い、高度400メートルの世界。
気球の上から、真下をのぞくと、こんな感じ。
ひょえ〜!楽しい〜!
しろくまくんだ〜!
みんな雲の中に吸い込まれてく!
雲の中に入ると、上も下も右も左も、全部が真っ白な世界。
雲の中で、いっぱい深呼吸したら、のどが潤った。
不思議なくらい静かな空の上。
風の中を流れて行くから、風を感じない。
がんばろう日本も、空高く飛んでる!
みんなに見せたいな。
太陽が差してきた!
風船みたいだね。
このまま、日本中飛んでいきたい。
同じ高さに熱気球がいる時は、同じ方向に風が流れているから、
ぶつかったりすることはないんだって、不思議。
グーグルアースみたいだね。
このあたりの田んぼがまだカラカラなのは、どこに着陸するかわからない、
風任せな熱気球が、田んぼに降り立っても大丈夫なよう。
この大会が終わるまでは水をはらないんだそう。
影もおっきいよ!
地上ぎりぎりを飛んでいる時が一番、空飛んでるみたいだった。
電線のそばをすり抜けて、川岸の木の上をぎりぎりで通り抜けて、
田んぼの上をすーーーっと飛ぶ。
「降り立つ時は、衝撃に備え膝をやわらかくして!」
と言われてたので、えっ!?どんだけすごいの???
ドキドキしたけど、ふんわり降り立った。
パイロットさん、すごい。
無事、着地!
天井に穴を開けて、しゅるるる〜。
気づけば、1時間以上の空の旅。
また飛びたいーーーー!!!