鳥につつかれてまるごと落ちた、
咲き立ての桜をたくさん拾って、
ボウルに浮かべて飾っていたら、
日に日に変化がっ！
拾った当日。

1日後。

4日後。

7日後。

同じ桜なのに、不思議。
毎日少しずつ色づく。
このピンク色はどこからやってくるのでしょう。
桜も誰かに恋してるのでしょう。

2年前にリリースした、セルフカバーアルバム「さくら」。
桜の花びらの写真をジャケットにしたくって、
桜が舞い散って、道の吹きだまりにたくさんたまっているのを、撮影したもの。
スタジオできれいにセットしたものじゃなく、
自然のままの桜を撮影したいと想い、
地面にはいつくばって、撮影した1枚。
風の強い日で、花びらが飛んでいっちゃうのと戦いながらだったけど、
ちょうどきれいに太陽の光が差してて、撮れた1枚。
手のひらで桜の花びらをすくっている感じにしたくて、
本物の花びらと同じサイズで撮影しています。
今見ても、かわいいわ。
ちょうど、花びらが散り立てで、
乾燥したシワシワのも、茶色っぽくなってしまったものもほとんどなくて、
きれいだった、奇跡の1枚。
最近、私の知り合いが、
あのジャケットの写真は、桜をちぎって撮影したのでは？
という疑惑を持っていたという話しを聞いて、びっくり。
そんなことするわけないじゃん！
桜の花びらは、咲いてから散る間際が一番ピンクに色づくんです。
鳥たちが花の蜜を目当てにつついて、花まるごと落ちているものや、
まだあまり色づいていない花びらももちろんあるけど、
「さくら」を持っている方はジャケットをぜひ見て見てください！
うっとりかわいいピンク色。