20年目の歌の旅〜そして・・・心が歌い続けている〜

BLOG  


2019年12月6日。初雪が舞う、山形・今泉。
前日から降り続いた雪はいったん止んで、青空に。

ライブ会場の境見山学舎は、
木のぬくもりを肌で感じられるような、あたたかく素敵な空間。

宇山基道ライブ「そして・・・心が歌い続けているvol.3」
毎年、ゲストの方を呼んで開催しているという、
シンガーソングライター宇山基道くんのライブイベント。
今回は、私をゲストで呼んでくれました。

さかのぼること、半年前の今年5月。
デビュー前から私のことを知る、
20年来の音楽友達、宇山くんからの十数年ぶりの電話。

「最近活動していないみたいだけど、
もし歌いたい!って気持ちがあったら、気楽に歌いに来てみない?」

十数年ぶりなのに、そうとは全く感じない程自然で、
とてもあたたかく、私の心にす〜〜〜っと響いたのです。
私のことを思い出してくれたこと、
選んでくれたことが単純に嬉しくて、
久しぶりに歌いたい気持ちがあふれたのでした。

しかし、前回のライブからブランク2年。
本当に、しっかり歌うことなんてできるのだろうか?
などと、心配に思いながらも前向きに検討すること約2ヶ月。
ついに、覚悟を決め、出演させてもらうことに。

自分なりに、自分の喉と体調と音楽に向き合いながら練習を重ね、
宇山くんと何度もメールや電話でやりとりをし、
準備した5ヶ月間。

2年ぶりのステージは、満員のお客さん。
久しぶりの感覚にちょっとだけ緊張。
ステージからは地元のお客さんや、宇山くんのファンの方や、
私が良く知っている懐かしいお客さん一人一人の顔。
うれしいなぁ。
真剣な目や、笑顔で聴いてくれる表情に、
すぐ緊張はほぐれて、
あぁ、ライブってこういう感じだった!という明るい気持ちに。

今、自分が歌いたい、聴いてほしい、届いてほしいメッセージを、
全部ぶつけた約1時間。あっという間。本当にあっという間。
お客さんに向けると同時に、
自分自身に向けたメッセージでもあったかもしれない。

宇山くんとのセッションコーナーも盛りだくさん♪
やっぱり、同じ伊豆諸島出身の二人には外せないね、と決めた
「おいんげぇときちゃーれ」
宇山くんのコーラスのハーモニーが、
私の声質とすごくマッチして、本当に心地よかった。

私が昔から好きで、一緒にやってみたかった宇山くんの「新しい生活」は、
偶然にも、宇山くんが島を出るときの心情が綴られた曲。
当時まだ10代だった私はあまり深く歌詞を聴いていなかったけど、
今の私には、歌詞に綴られたその情景や心情全てがリアルに伝わって、
この歌のさらなる魅力を感じた。

二人が20数年前に出会って、初めて一緒に形にした思い出の曲、
「1等星〜だれも知らない夏の空バージョン〜」は、
私が主演した映画「だれも知らない夏の空」の主題歌として、レコーディングしたもので、
このバージョンを聴くと、私は自然とあの映画のことを思い出す。
当時、ギターがうまい人が弾くと、こんなに美しく違った歌にきこえるのか!!と驚いた。
その後、宇山くんは松山千春さんなどのライブサポートで、
ギタリストとしても活躍していくのでした。

宇山くん作の「つばき保育園園歌」
私はグロッケンで参加。かわいらしい園歌なんだけど、
この歌もじーんとくる歌詞が良い〜。
宇山くん出身の伊豆大島は椿が有名ですが、
宇山君が今暮らしている山形にも、つばき保育園という保育園があって、
やっぱりどこか縁があるんだなぁと感じてしまいました。

最後は、伊豆諸島の民謡で、島の名前がたくさん出て来る、
「神津節(ヤンレー)」から、山形の地名がいろいろ出て来る「花笠音頭」へ。
二人のルーツや、縁ある歌が一緒に届けられて、本当に楽しかった!!!
ヤッショーマカショ、シャンシャンシャン♪

今回、前日から宇山くんの家に泊めていただいていて、
奥さんの江美子さんが、お布団や電気毛布、加湿器やお風呂セットなどを用意してくれていて、
ここは旅館!?と思う程のおもてなしをしてくれました。
手作りの芋煮は、私を一撃で虜にさせてしまう程のおいしさで、
本当に芋煮のことばかり考えてしまうくらい大好きに。
息子のつばきくんとは一緒に温泉に行ったり、雪だるまを作ったり、
博物館となっている自宅の一室で化石を見せてもらったり。
小学生なのに、ライブのお手伝いまでしてくれて、本当にすごく頼もしかった!!

打ち上げの席では、なんとサプライズで20周年記念ケーキがっっっ!
うれしすぎーーーーー!!!
おいしすぎーーーーー!!!
おもてなしの数々!!!完全に宇山家の人々に心を持って行かれました。

デビューして20年、前のライブからのブランク2年。
音楽から少し離れて、別のことに打ち込んでいた私だったけど、
久しぶりに自分の音楽と正面から向き合って、触れてみて感じたこと。
若い頃みたいに、自由自在に自分の声を操って、思うがまま、
その時歌いたい歌を素直に歌える自分とはちょっと違ったけど、
やっぱりステージから見るお客さんの笑顔が好き。
自分の想いをのせた歌を聴いてもらえる場所があるって幸せ。
ライブ後のアンケートでもらったメッセージ、
私の歌で、誰かが嬉しくなったり、前向きな気持ちになったりするって、
また知ることができて、音楽って、なんて素敵なんだろうと思った。

本当に歌が大好き。
大好きだからこそ、妥協できない部分もあるし、
うまくできなくなることもあるけど、
これからもずっと歌が大好き。

ずっと・・・心は歌い続けている。

宇山くんのイベントのタイトルの通りだなぁ。
何か、別のことをしていても、やっぱり心は歌い続けているんだね。

宇山くん、実は何年も前から私のことを呼ぼうとリサーチしてくれていたらしい。
妹の様に、ずっと私を心配してくれていたと知って本当にうれしかった。
改めて、歌が大好きだって思い出させてくれるきっかけをくれた。
デビュー20周年にぴったりな、ほくほくあたたかい記念のライブ。
一緒にできて本当によかった。素晴らしい時間をありがとう!!!
理想の自分で、ちゃんと歌が歌えるかわからないけど、
その時のベストで、また一緒に歌いたい。
これが、今の本当の気持ち。

セットリスト
1. 四ッ谷の歌
2. シロップ
3. 愛はムズカシイネ
4. 昼ネコ
5. 60億分の1
7. うまくいかない時は
8. オリオン
9. 旅人

セッション曲
1. おいんげぇときちゃーれ
2. 新しい生活(宇山くんの歌)
3. 1等星(映画「だれも知らない夏の空」バージョン)
4. つばき保育園園歌(宇山くん作)
5. 神津節(ヤンレー)
6. 花笠音頭

歌の旅は続くよ、各駅停車でゆっくりと。

TOP ↑
BLOG INFORMATION DISCOGRAPHY PROFILE HOME